上出俊作 Shunsaku Kamide

水中写真家

1986年、東京都生まれ。大学4年の冬、ダイビングと水中写真に出会う。卒業後は外資系製薬会社に就職し、サラリーマン生活を送るかたわら、水中写真にのめり込む。2014年、かねてから抱いていた沖縄移住の夢が抑えきれなくなり、沖縄本島に移住。名護市を拠点に、水中写真家としての活動を始める。ブログ「陽だまりかくれんぼ」では、水中写真の魅力や撮影のノウハウを紹介。沖縄本島で開催しているプライベートフォトセミナーは、「なかなか水中写真が上手くならない」というダイバーの駆け込み寺になっている。近年は「水中の日常を丁寧に」というテーマで、沖縄の海を中心に日本各地の水中を撮影。写真展やメディア主催のセミナーを通して、水中写真の魅力を発信し続けている。

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沖縄本島・名護市を拠点に撮影活動を展開する上出さん。12〜4月、沖縄本島近海にやってくるザトウクジラの撮影は今取り組んでいる大きなテーマの1つ。Photo by K.Hirata

秀逸なマニュアルフォーカスの微調整

Nauticamはボタンやダイヤルの動きがスムーズで、その操作感が水深30mを超えるような深場に行っても変わらないので、安心して撮影に集中できます。バネの調整やギアの噛み合わせがすべてスムーズで、いい意味で手作り感がなく、完成された製品と感じます。
たとえばマニュアルフォーカスの感覚ですが、僕はカメラに直接触ってレンズのフォーカスリングを回しているよりも、NA D850越しのほうが微調整をしやすいですね。触りやすい位置にあって、余計な力が入らず、感覚的にちょうどいいテンションのかかり方になっています。ハウジング越しのほうが操作しやすいというのはすごいことだと思いました。この感覚は説明がしにくいのですが、触ってみればわかっていただけると思います。

感覚的に扱える操作レバーは実用性が高い

洗練された操作系の配置が、とっさの設定変更を容易にしてくれます。細かいことですが、実際に使ってみて「ここにあるのはすごい」と思ったのが「ISO感度を変更するレバー」でした。グリップを握ったまま操作できる位置にあるので、ファインダーをのぞきながら、ISO感度をパッと変えられます。よく考えられていると感じました。しかもボタンではなくレバーというのがほんとうに使いやすい。暗い洞窟内の撮影のように、ボタン類が見えにくい中で頻繁にISO感度を変えたいとき、感覚的に操作できるのは感動的で、特にワイド撮影では重宝してます。

これがないとやる気が出ない"相棒レンズ"

僕はマクロ撮影の半分以上でNAスーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1を使っています。このレンズなしのマクロ撮影は考えたくありませんね(笑)。レンズ先端から4〜8cmまで寄らないとピントが合わないので、寄り切れない被写体の場合には使いませんが、きれいなボケが作りやすく、画面全体が流れずに描写できるSMC-1による絵作りが好きです。レンズは105mm、マグネット式のレンズホルダーでフロートアームにSMC-1とSMC-2を取り付けています。状況に応じてどちらかをつけるか、何もつけないか、その3パターンです。
NAスーパーマクロコンバージョンレンズは以前から使っていましたが、Nauticamハウジングで使用するようになって、マクロがより楽しくなりました。マニュアルフォーカスが使いやすく、見やすいNA スーパービューファインダーを備えているので、作品作りに至るまでが楽になり、思うような作品に仕上げられる精度も上がったと感じてます。

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WORKS


NA スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1は、ピント面の解像度が高いため、ボケを生かした柔らかい画作りをしても、ピントを合わせた1点で作品を締めることができます。マニュアルフォーカスでカンザシヤドカリの目にピントを合わせましたが、フォーカスノブの操作感がカメラを直に触っているよりも心地よくて助かりました。


・ハウジング:NA D850
・カメラ:Nikon D850
・レンズ:Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

*NA スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1使用


NA スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-2は、これまで見えなかった世界を僕たちに見せてくれる、想像の上を行くレンズです。クサイロモウミウシを撮影した際、「こんな可愛い表情をしていたんだ」と思うとともに、「触角はこんな質感だったのか」と驚きました。NAスーパービューファインダー45 II の視認性が高いので、ストレスなくピントを追い込むことができました。


・ハウジング:NA D850
・カメラ:Nikon D850
・レンズ:Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED

*NA スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-2使用


沖縄本島最北端、辺戸岬をドリフトで流していました。ダイビングの後半、水深30m前後でこの光景に出会いました。撮影に費やせる時間は限られていましたが、撮影画像を再生しながら急いでカメラの設定を調整しました。深場でも操作性が安定しているNauticamだから撮影できた1枚です。ISO感度を変更するレバーが使いやすい所に配置されていて、とっさにISO感度を変えられたことも大きかったですね。


・ハウジング:NA D850
・カメラ:Nikon D850
・レンズ:Nikon AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED

MATERIALS

上出俊作さん愛用Nauticam

NA D850 for Nikon D850

マクロ仕様のセット。レンズは105mm一択。状況に応じてNA スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1やSMC-2を使用する

ハウジング NA D850 ¥448,000
ポート NAマクロポートN105VR ¥51,800
オプション NA スーパービューファインダー45 II  ¥138,000
  NA バキュームバルブII M16 ¥28,000
合計   ¥665,800
(税込¥732,380)

レンズは、Nikon AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
NA スーパーマクロコンバージョンレンズ SMC-1、SMC-2は常に携行

NA D850 for Nikon D850

ワイド仕様のセット。レンズは、8-15mmもしくは14-24mmを使用

ハウジング NA D850 ¥448,000
ポート ATNA200ガラスドームポート ¥138,500
オプション NA バキュームバルブII M16 ¥28,000
合計   ¥614,500
(税込¥675,950)

レンズは、Nikon AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E ED
14-24mm(Nikon AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED)撮影時は、ATNA200ガラスドームポートOPD-WZ200MF-NAを使用

その他

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