福田幸広 Yukihiro Fukuda

しあわせ動物写真家

1965年、東京生まれ。日本大学農獣医学部卒。テレビドラマ・池中玄太にあこがれ動物写真家を志す。「海もいいけど、山もいい」をモットーに、自分の好きな動物がいる場所で心ゆくまで撮影するのが心情。今は、「動物たちのしあわせの瞬間」をテーマに1年のほとんどをフィールドで過ごしている。作品は多くの雑誌等に発表され、著書は40冊に及ぶ。2021年の夏はカブトガニの撮影に3か月を費やし、カブトガニの1齢幼生が海を泳ぐ様子を捉えることに成功した。
 
Official Web Site
公式Facebook



カブトガニを撮影中の福田さん

10時間の酷使にも耐えた!

オオサンショウウオの撮影では、長時間、川に浸かりチャンスを待ちます。Nauticamハウジングを使った今回のロケでは、浅瀬にカメラを10時間以上置いたままにしました。初めは少し心配でしたが、水没の心配は無用でした。バキュームリークセンサーによる水没防止システムは秀逸です。安心して撮影に集中できました。

陸上撮影に近い感覚

Nauticamは操作性が良いですね。もっとも評価できる部分です。各レバーへの割当を覚えれば、カメラの機能をフルに使うことができます。このことで陸上での撮影に近い感覚で使用できます。 また、静止画と動画の両方を撮るときでも、切り替えが非常に簡単なのが魅力です。

ページの先頭へ

WORKS


オオサンショウウオの産卵の撮影は長時間川に浸かったまま、その時を待つことになります。バキューム仕様で浅い場所での水没の心配がないのは大きなアドバンテージです。この写真は産卵行動の途中、空気を吸いに浮上したところを撮影しました。水深は1mほどです。NA スーパービューファインダー45 IIの視認性がよく画角決定が容易でした。また、水底の岩にぶつかることが多々あるのですが、頑丈なボディはびくともせず安心して水底での撮影に臨むことができました。

 
・ハウジング:NA R5
・カメラ:Canon EOS R5
・レンズ:SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE


カブトガニの産卵風景です。非常に珍しい3連結を撮影しました。透明度が悪く苦戦した撮影です。この撮影は荒い砂の上にハウジングを押し込んでカメラを固定しないといけないシーンでした。水深は30cmほど。NA スーパービューファインダー45 IIでは接眼部にちょうど海水がかぶり見にくい高さです。そこで、撮影前にファインダーを外し、背面液晶を見て撮影しました。簡単にファインダーの交換が可能なのは驚きでした。

 
・ハウジング:NA R5
・カメラ:Canon EOS R5
・レンズ:SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE


カブトガニの1齢幼生が海を泳ぐ様子を捉えました。NAマクロポート12(+NA エクステンションリング10の組み合わせ)は非常にコンパクトで、潮に乗って泳ぐ幼生を追って撮影するのには最適の組み合わせです。マクロレンズなので幼生の体内の栄養分まで細かく捉えることができています。100mmマクロよりも周辺環境を写し込むことも可能なレンズと取り回しの良いポートの組み合わせは、自然派のカメラマンには必携のものだと思います。

 
・ハウジング:NA R5
・カメラ:Canon EOS R5
・レンズ:Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM


カブトガニの1齢幼生が潮の流れに乗って泳ぐ姿をフィッシュアイレンズで捉えました。今回の撮影はおそらくは過去に誰も撮影していないシーンだと思います。カブトガニの1齢幼生は背泳ぎで泳ぎます。そのため水底から見上げてカメラを構える必要がありました。ここでもNA スーパービューファインダー45 IIの視認性の良さに助けられました。画角内に大きさ6mmの1齢幼生をきれいに収めるにはこのファインダーなくしては成し得ませんでした。

 
・ハウジング:NA R5
・カメラ:Canon EOS R5
・レンズ:SIGMA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE

ページの先頭へ

MATERIALS

福田幸広さん愛用Nauticam

NA R5 for Canon EOS R5

ページの先頭へ