中川西宏之 Hiroyuki Nakagawasai

 映像家
 

1965年、東京都生まれ。海のない山梨県育ち。高校卒業後NHK(日本放送協会)へ入局。技術職としてさまざまな番組制作に携わる中で、「撮影」という仕事で生きていくことを心に決める。伊豆大島での厳しい潜水撮影トレーニングを受け、自然番組などの撮影に関わる。勤務地は甲府、東京、沖縄。2008年、NHKを依願退職。オーストラリア、東京などを経て現在の拠点は沖縄。サンゴの海から南極の湖まで縦横無尽に活動。NHK総合「ダーウィンが来た!」、BSプレミアム「ワイルドライフ」などの撮影を担当。近年は8Kの映像制作に取り組んでいる。
 
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Photo by K.Yano

パラオの海で撮影する中川西さん。手にするのはNA WEAPON LT

4K撮影、マクロもワイドもこの1台で

2017年、4K動画撮影ができるミラーレス一眼カメラPanasonicのGH5の水中ハウジングを探していて、Nauticamに出会いました。ウルトラワイドとスーパーマクロ、2種類のコンバージョンレンズを使えば水中でレンズ交換(画角の変更)ができることを知り、使い始めました。カメラの2台持ちをすることなくマクロもワイドも撮れることが導入の決め手でした。フィッシュアイ社の営業スタッフの適切なアドバイスのおかげで、いい出会いになりました。

Normal
Macro

NA スーパーマクロコンバージョンレンズSMC-1使用
Wide

NA ワイドコンバージョンレンズWWL-1 使用

映像のプロ仕様、8Kシネマカメラ

8K時代に突入した2019年、本格的にシネマカメラによる8K水中動画撮影へ取り組むことになりました。8K水中動画撮影は他メーカー製ハウジングを使って何度か行っていましたが、NA GH5SVの経験から自分で所有するならやはりNauticamがいいと考えました。Nauticamは他社製に比べてコンパクトで手になじみ、水漏れを感知するバキューム機能は安心感があります。オプションのコンバージョンレンズの解像感にも文句はありませんでした。 ただ、日本初のオーダーだったので、レンズやポートの選択に時間がかかりました。フィッシュアイ社のスタッフが根気よくと本社と連絡を取り対応してくれました。このハウジングでトンガのザトウクジラ、パラオでは魚たちの大産卵などを撮影しました。

光量調整可能な、特別仕様のNA R5

史上初の8K動画撮影ができるCanon EOS R5用ハウジングです。陸上の動画撮影では、状況によって光量調整にNDフィルター(露出オーバーを防ぐ減光フィルター)を使いますが、悩ましいことに水中では臨機応変にNDフィルターを入れることができません。この問題を解決するために、NA R5は特別仕様にしてもらいました。 Canon EOS Rシステム用のRFレンズをあえて使わずにEFレンズを選択。マウントアダプターにフィルターがセットできる「ドロップインフィルター マウントアダプター EF-EOS R ドロップイン 可変式NDフィルター A付」を水中で使用できるようにカスタマイズをお願いしたのです。可変式フィルターの減光量調整は水中でも可能となり、満足がいく仕様になりました。わがままなリクエストでしたが、これも、フィッシュアイ社のスタッフがNauticam本社の技術者ときめ細かく相談、交渉してくれたおかげです。

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WORKS


 

 

8K動画で撮影したトンガのザトウクジラ、パラオのツノダシ・イレズミフエダイなどの映像は、台湾の 台達電子文教基金會との共同制作が進んでいます
★公開された動画作品は こちら

 
・ハウジング:NA WEAPON LT & NA RT7
・カメラ:RED HELIUM 8K S35
・レンズ:SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM
NA ワイドアングルコンバージョンポート×0.36使用

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MATERIALS 

中川西宏之さん愛用Nauticam

NA GH5SV for Panasonic LUMIX DC-GH5S


NA WEAPON LT for RED WEAPON
+ NA RT7 for RED Touch 7.0" LCD


NA R5 for Canon EOS R5

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