堀口和重 Kazushige Horiguchi

水中カメラマン

1986年、東京都生まれ。屋久島、静岡県大瀬崎などでダイビングガイドとして活動するかたわら水中写真の腕を磨き、数々のフォトコンテストで入賞。2018年に水中写真家として独立、現在はダイビング・アウトドア・アクアリストなどに関連した雑誌やウェブサイト、新聞など寄稿、水中生物の図鑑や教書にも写真提供している。2019年に日本政府観光局(JNTO)主催の「日本の海」水中フォトコンテスト 2019の審査委員、2020年には第28回 大瀬崎カレンダーフォトコンテストの特別審査員も務める。近年は訪日ダイビングツーリズム促進を目的としたNPO法人Japan Diving Experienceとしての活動も行っている。
 
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手持ちのポートを活用できるのもメリット

Nauticamハウジングは、本格的に水中撮影に取り組み始めた2014年から使っています。懇意にしていた水中写真家の阿部秀樹さんにNauticamを勧められ、口車に乗りましたが(笑)、正解だったと今でも思っています。コンバーターを介せば、持っていた他メーカーのポートが使えたという予算面のメリットもありました。Nauticamでは、ポートはねじ込み式ではなく、はめ込み式で付け替えができるので、交換は簡単。とても楽です。

撮影者の側に立ったボタン配置

ボタン配置のよさも気に入っています。1例ですが、ハウジングを持ち替えることなく、ISO感度を変更するボタンが押せるのです。ボタン自体も押しやすく、撮影がスムーズに進みます。撮影者のことを考えて作られているなぁと感じます。

見やすいファインダーは撮影の強い味方

NA D800では、45度のNA スーパービューファインダー45 IIを使っています。視度調整機能があり、うまく合わせることでとても見やすくなります。45度なのでローアングルが撮りやすい点も気に入っています。
動画の撮影はNA GH5SVをメインカメラに、NA TG5(カメラはOlympus Tough TG-6)をサブとして使っています。NA GH5SVはズームレンズを使用することで、幅広い画角の撮影が可能です。NA TG5ではNA LCDルーペファインダーを使っていますが、明るい光を遮断できるので撮影しやすくなりますね。

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WORKS


山口県青海島で撮影したスルメイカの幼体の群れです。スルメイカの幼体は動きが素早く近寄ることが困難な手強い被写体です。逃げるイカたちをひたすら追い、光のある場所に誘導して撮影しました。誤作動がないNauticamハウジングのおかげで、イカを追いながら設定をスムーズに変えることができました。

 
・ハウジング:NA D800
・カメラ:Nikon D800
・レンズ Nikon AF-S Micro 60mm f/2.8G ED


テンガイハタは深海魚ですが、稚魚から成魚になりかけるまでは水面を漂って生活する個体もいるようで、潮に乘って大瀬崎の湾内へ導かれてきたところをダイバーを入れ込んで撮影しました。浮遊生物の撮影ではマクロレンズを使うことが多いのですが、このときは大きめのリュウグウノツカイが登場したという情報があったため、急遽ポートをワイドへ変更しました。Nauticamはポートの交換が簡単で、リークセンサーが付いているので交換後も安心してエントリーできます。

 
・ハウジング:NA D800
・カメラ:Nikon D800
・レンズ:Tokina AT-X 107 DX Fisheye 10-17mm F3.5-4.5

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MATERIALS

堀口和重さん愛用Nauticam

NA D800 for Nikon D800


NA D800 for Nikon D800


NA GH5SV for Panasonic LUMIX DC-GH5S


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