峯水亮 Ryo Minemizu

 海洋写真映像作家
 

海洋写真映像作家。第5回 日経ナショナルジオグラフィック写真賞 グランプリ受賞。写真集『Jewels in the night sea - 神秘のプランクトン』など著書多数。「クレイジージャーニー」「世界まる見えテレビ特捜部」「世界の果てまでイッテQ」などに出演ほか、自らも自然番組の撮影を手掛ける。Black Water DiveⓇを国内外で主催。
 
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独自機構で使いやすさをサポート

2020年11月から、Canon EOS R5で動画撮影をするためにNauticamハウジングを使い始めました。触れてみると、独自の機構が随所に垣間見れます。まず多くのハウジングで採用されているパッチン錠式ではなく、ロックラッチ式で蓋を閉める点。万が一ハウジングをぶつけたとしても裏蓋がずれることがありません。また、ポートはねじ込み式ではなく、独自のポートロックシステム(廻って緩むことがない)を採用している点など、優れた工夫がなされていることがすぐにわかりました。
操作性についても、例えば、マルチコントローラーパッドはカメラの十字キーに対応しており、カメラそのままの操作感で直感的に作動。使いやすさが追及されています。外部モニタなどの拡張性、複数のアーム類など細かいパーツもあらゆるラインナップが用意されており、トータルで揃えられる点も高く評価できました。
バキュームリークセンサーのおかげで水没の心配は皆無。水中に入る前に確認できるこの安心感は、カメラが高額化するこれからの時代にはなくてはならないものになるでしょうね。

優れた作品作りに不可欠

これまで私が使ってきたハウジングに比べると、明らかに堅牢な作りなので当然重さも大きさもあります。しかし、いったん水の中に入るとバランスのとりやすさと安定感は抜群で、私が求める映像撮影用途にとても向いていることを実感しています。レンズ工学に合わせた大口径のポートが複数用意されており、妥協を許さず、画質も含めた作品作りを追求していく世界では必要な機材だと感じました。
CanonのRFレンズのラインナップが少ないので(2021年4月現在)、ワイドズームのRF15-35mm F2.8 L IS USMで撮る限られたシーンでしか試せていませんが、私の中では風景から生き物の生態シーンまで、番組作りには欠かせない機材のひとつとなっています。今後レンズが揃ってきたら、マクロ撮影にも挑戦予定。Canon EOS R5以外のカメラでもNauticamハウジングを使ってみたいと考えています。

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WORKS


動画(4K120P)からの切り出し。撮影地は沖縄県久米島の北側にあるドロップオフ「ウーマガイ」。青い海に黄色と白の模様が映える美しいカスミチョウチョウウオの群れ。撮影を始めると、カメラのすぐ前にどんどん寄って集まってきました。

 
・ハウジング:NA R5 + NA Atomos Ninja V
・カメラ:Canon EOS R5
・レンズ:Canon RF15-35mm F2.8 L IS USM


動画(4K120P)からの切り出し。撮影地は静岡県大瀬崎。冬の早朝に現れた珍客・深海魚のホテイエソです。体の細部、泳ぎ方や知られざる生態に至るまでを鮮明に捉えることができました。
*動画は 公式 instagramで公開中

 
・ハウジング:NA R5 + NA Atomos Ninja V
・カメラ:Canon EOS R5
・レンズ:Canon RF15-35mm F2.8 L IS USM


動画(4K120P)からの切り出し。撮影地は静岡県大瀬崎。冬の湾内に現れたイッテンアカタチのコロニーです。警戒心の強いアカタチ類ですが、15mm端のワイドな画角を活かして、そっと近づきつつ巣穴に逃げ込まない程度まで寄って撮影しました。
*動画は 公式 instagramで公開中

 
・ハウジング:NA R5 + NA Atomos Ninja V
・カメラ:Canon EOS R5
・レンズ:Canon RF15-35mm F2.8 L IS USM

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MATERIALS 

峯水亮さん愛用Nauticam

NA R5 for Canon EOS R5 +
NA Atomos Ninja V for ATOMOS NINJA V


その他

     
アーム 40286 カーボンフロートアームII 300mm 395
  40284 カーボンフロートアームII 200mm 215
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