尾﨑たまき Tamaki Ozaki

写真家

熊本市出身。19歳でダイビングを始め、海の持つ力強さや生きものたちの健気な生きざまに感動。21歳、勤めていた保育士を辞め、コマーシャルフォトスタジオで写真を学ぶ。モデルや料理などの広告写真や、エディトリアル撮影を手掛ける。そのかたわら、独学で水中写真に取り組み、ライフワークである水俣の海に出会う。本格的に水中写真を学ぶため上京。水中写真家・中村征夫氏のもと研鑽を積む。現在はフリーランス。水俣をはじめ、三陸の海や動物愛護センターなど、人といきもののかかわりをテーマに撮影を続ける。主な著書に、写真集『水俣物語』、写真絵本『フシギなさかな ヒメタツ のひみつ』、フォトエッセイ『お家に、帰ろう 殺処分ゼロへの願い』がある。
 
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コンバーター利用で、手持ちポートが使える!

今年の春、初めて流氷ダイビングの撮影へ行くことになり、以前から気になっていたNauticam社のNA 5DMKⅣを使い始めました。長年マクロ撮影で使ってきたハウジングが老朽化から不調気味でした。流氷という過酷な環境下、限られた時間の中で、厚手のグローブをはめて操作をするわけですから、カメラ機材は万全の状態で臨みたかったのです。
Nauticamにはポートコンバーターが用意されていて、持っている他社製のポートが使えたのが大きかったです。すべて買い替えが必要となると費用面の負担も大きいですからね。コンバーターはネジでポートに取り付けます。ネジの数が多く手間はかかりますが、誰でもできる作業で難しいことはありません。持っているポートの9割は使うことができました。

水中バランスのよさが撮りやすさにつながる

NA 5DMKⅣは水中バランスがいいですね。陸上の重量感から浮力調整用のフロートは多めに必要になるだろうと考えていましたがそんなことはありませんでした。初めて使ったときは、予備のフロートを準備しましたが、アームに小さめのフロートを1つずつ付けた状態でちょうどいい感じで、追加は不要でした。水中バランスがいいので撮りやすさを実感しました。

痒いところに手が届くハウジング

これまでビューファインダーは使っていませんでしたが、NA 5DMKⅣにNA スーパービューファインダー45 IIを取り付けたところ、見やすさが格段に上がりました。ワイドのときは機動性を重視してファインダーは外しますが、取り換えは簡単。スポッとはめて裏から留めるだけです。「これで大丈夫なの」というくらい簡単に付け替えられるので、現場の状況によって素早く対応できます。
他にも、ちょっとしたことですが、シャッターに指をかけたままレバー操作ができたり、グリップが2種類あって手にあったものを選べたりと、使ってみて実感できる使い勝手のよさがありました。痒いところに手が届くハウジングです。

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WORKS


初めてNauticamを使用したときに撮影したボウズコウイカの写真です。水中バランスの心地よさとファインダーの見やすさに心底感動するダイビングでした。

 
・ハウジング:NA 5DMKⅣ
・カメラ:Canon EOS 5D Mark Ⅳ
・レンズ:Canon EF100mm F2.8L マクロ IS USM


流氷の下という特殊な環境でしたが、水中バランスがいいハウジングのおかげで、小さなクリオネも追いかけやすく、納得いく撮影ができました。

 
・ハウジング:NA 5DMKⅣ
・カメラ:Canon EOS 5D Mark Ⅳ
・レンズ:Canon EF50mm F2.5 コンパクトマクロ


NA 5DMKⅣはマクロ撮影で使用していましたが、久米島のクジラ撮影で初めてフィッシュアイズームを装着しました。スーパービューファインダーをノーマルに変更して機動力を重視。ファインダーの付け替えが簡単なこともNauticamハウジングの魅力のひとつだと感じました。

 
・ハウジング:NA 5DMKⅣ
・カメラ:Canon EOS 5D Mark Ⅳ
・レンズ:Canon EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM

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MATERIALS 

尾﨑たまきさん愛用Nauticam

NA 5DMKIV for Canon EOS 5D Mark IV


NA 5DMKIV for Canon EOS 5D Mark IV

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